シコラーは12歳以下では強いけど。。。


LINE@楽しいです。日本中の方々と気軽にコミュニケーションが取れるのはいいですね。しかも会ったことない方がほとんど。さてLINE@で寄せられる質問の中で多いテニスの疑問の中で簡単に答えられないものがあったのでブログにします。

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シコラーは12歳以下では強いけど、その後は伸びないのか?

という質問です。この質問、ものすごく多いです。10年も20年も前からの鉄板クエスチョンです。まず必要になる判断要素を整理する必要があります。まずはシコラーの定義です。

シコラー=返すだけ?分析してみよう

シコラーと言うと、ボールを返すだけで勝負しない。ゆるくコートの真ん中にただつなぐような展開をし続けて、相手のミスを待って勝利するというイメージでしょうか。ですが視点を変えると

A安全性が高い
B目的が明確である
Cいつも自分と相手と戦っている

このように表現するとシコラーはとても良いパフォーマンスを見せていることになります。

①思考が停止している
②いつも安全策を取る
③勝負を投げ出している

こう書くとやっぱり良くないように感じてしまいますよね。このようにプレイ内容の本質を考えて見ると良いと思います。

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大切なことはどんな経験をするか?

12歳以下は全員が無邪気に大きな夢を持ってカッコ良いテニスをしてほしいというのは大人のエゴです。子供達は必死に考えてプレイしています。12歳以下で必要なのは、成功体験と失敗体験です。シコラーでもなんでも勝つという経験はとても重要です。反面、シコリすぎて消極的になり負けてしまったという経験も必要です。ここで問題なのは、12歳以下では、パワーもスピードもないため、シコリすぎて負けてしまうということを経験することが難しいことです。ヨーロッパの12歳以下、10歳以下の大会においても安全策を取るジュニアの方が勝つ傾向があります。その時に指導者が見て、適切な刺激を与えられるかどうかだと思います。

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本質的なNG点を見つけ出してアドバイスする

逆にシコラーに負けてしまった時に、どのような負け方ならOKだけど、どのような負け方はNGであるという判断を保護者の方はできる必要があると思います。上のABCあたりがしっかりと出来ていれば、負けてもそれほど気にせずに、取り組んでいることを続けていけばいいと思います。逆に本質的に良くないシコリ方をしていたら、しっかりとアドバイスした方がいいと思います。もっともっと掘り下げたい問題ですよね。また続き書きます。

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